2015年9月26日土曜日

Oracle VM Server 3.3.3 インストール。

Oracle VM Server (OVMS) 3.3.3 をインストールします。
現状で最新バージョンの Oracle VM Server です。


OVMS のインストーラの ISO イメージについて。

Oracle Software Delivery Cloud からダウンロードします。
Oracle Software Delivery Cloud
https://edelivery.oracle.com/

OVMS 3.3.3 のインストール。

まず、OVMS インストール対象のサーバを、ISO イメージからブートします。
media test の画面になります。
※ダウンロードした ISO が壊れていないのであれば、「Skip」でよいと思います。



「OK」 。



言語選択の画面で、「Japanese」 を選択します。
※よく考えると、デフォルトの English でもよい気がしています。



Japanese を選択しても、text mode では English になります。



キーボードを選択します。
この前の画面で Japanese を選択しているので、デフォルトで jp106 が選択されます。



ライセンス契約(EULA)の画面が表示されます。 「Accept」 します。



インストール対象サーバの既存ディスクにあるデータを初期化してよいか、確認画面が表示されます。
もともとデータを持たないサーバにインストールするので、「Re-initialize all」 を選択します。

実は、この OVMS は VMware ESXi の VM にインストールしているので
「VMware Virtual disk」 というディスクが認識されています。



OVMS インストール先のパーティション構成の指定画面です。
ここでも、もともとデータを持たないディスクだとわかっているので
「Use entire drive」 を選択します。

今回のサーバは、ディスクを1つしか認識していないので
OVMS のインストール先ディスクは sda (/dev/sda) になります。



パーティション構成を書き込んでよいか、確認画面が表示されます。
「Write changes to disk」 を選択します。



パーティション、ファイルシステムが作成されます。



ブートローダ の構成画面です。
デフォルト(/dev/sda)のまま、「OK」 します。



OVMS の管理用NIC の設定をします。
うちでは VLAN を使用しているので、
eth0 を選択して、「Add to VLAN」 を選択します。

ちなみに、この eth0 はデフォルトで bond0 に組み込まれます。
※eth0 だけの Bonding 構成になるので、必要に応じて後から bond0 に eth1 を追加したりします。



VLAN ID を指定します。



IP アドレスを指定します。
今回は静的に IP アドレスを設定するので、「Manual address configuration」 を選択して、
IP アドレスと Prefix (サブネットマスク) を指定します。



デフォルトゲートウェイ(Gateway) と DNS サーバのアドレスを指定します。
うちでは DNS サーバが 1台しかないので、Primary DNS だけ指定していますが、
通常は冗長化のため Secondary DNS も指定します。



OVMS のホスト名を指定します。



タイムゾーンを指定します。
今回は ESXi の VM がUTC になるため、「System clock uses UTC」 のチェックはつけたままにします。
言語選択を Japanese にしているので、デフォルトで「Asia/Tokyo」 が選択されます。



Oracle VM Manager からの管理で使用される、
Oracle VM Agent のパスワードを設定します。
このパスワードは、あとで Oracle VM Manager に OVMS を登録するときに入力します。



OVMS の root パスワードを設定します。



簡単な root パスワードを設定しようとすると、確認画面が表示されます。
そのまま、そのパスワードにしたい場合は「Use Anyway」 を選択します。



インストール処理が開始されます。
100% になるまで少し待ちます。



インストール処理が終了したら、「Reboot」 します。



再起動後のコンソール画面です。
OVMS のバージョンが表示されていて、3.3.3 であることがわかります。

デフォルトで、SSH でのアクセスが可能になっています。
※root ユーザ(パスワードはインストール中に設定したもの)でログインできます。

SSH ではなくコンソール画面から直接 OVMS にログインしたい場合は、
この画面で Alt + F2 を押します。

ちなみに、この画面はすでに Oracle VM Manager 管理下の OVMS のものなので、
インストール直後のコンソール画面は少し状態が異なるかもしれません。



コンソールからも root ユーザでログイン可能です。
前の画面に戻りたい場合は、Alt + F1 を押します。



このあと、OVMS は Oracle VM Manger に登録することになります。


以上、OVMS 3.3.3 のインストールでした。

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