2015年2月15日日曜日

Oracle VM Server 特有の RPM に、期待する OVM バージョンの修正が含まれているか?

Oracle VM のバージョンアップの内容は、
この wiki ページで確認できます。

Oracle VM What's New
https://wikis.oracle.com/display/oraclevm/Oracle+VM+What%27s+New

たとえば、Oracle VM Manager 3.3.2 の場合は このあたりです。
https://wikis.oracle.com/display/oraclevm/Oracle+VM+What%27s+New#OracleVMWhat%27sNew-OracleVMManager3.3.2

Oracle VM Server 3.3.2 が、build 1074 ということもわかります。
Notable enhancements made in Oracle VM Server 3.3.2 build 1074 are:

Oracle Linux や RHEL には含まれない、Oracle VM 特有の RPM がいくつか存在します。
その RPM に今回の修正が含まれているかは、RPM のチェンジログに記載されていることがあり、
その場合は下記のようなコマンドで確認できます。
rpm -qp --changelog <RPM ファイル>
※インストール済み RPM の場合は、-qp ではなく、-p を指定します。

そして、このように確認できます。
ovs-release-3.3-6.370.el6.36.6.x86_64.rpm には build 1072 の更新が含まれていました。
[root@vm01 ~]# rpm -qp --changelog ovs-release-3.3-6.370.el6.36.6.x86_64.rpm | cat -n | grep -A2 3.3-6.370.el6.36.3
    12  * 水  1月 14 2015 Kevin Lyons <kevin.x.lyons@oracle.com> 3.3-6.370.el6.36.3
    13  - Update for build 1072
    14

以上、RPM のチェンジログを見てみる話でした。

2015年2月14日土曜日

Oracle VM 3.3.2 が出ました。

最近、Oracle VM 3.3.2(for x86 の) がリリースされました。

Oracle VM 3.3.2 Released
https://blogs.oracle.com/virtualization/entry/oracle_vm_3_3_11

まだ Oracle Software Delivery Cloud(e-Delivery)では公開されていないようですが、
それでも ORACLE の public-yum リポジトリでは公開されていることがあります。

Public Yum Server
http://public-yum.oracle.com/repo/OracleVM/OVM3/3x_latest/x86_64/

/etc/ovs-release ファイル等を修正する RPM である
ovs-release-3.3-6.370.el6.36.6.x86_64.rpm があるので、
ほかの RPM パッケージもあるのではないかと思います。

ちなみに、
ovs-release-3.3-6.370.el6.36.6.x86_64.rpm のもとになる
ovs-release-3.3-6.370.el6.36.6.src.rpm を見ると、
/etc/ovs-release を 3.3.2 に変更することがわかります。