2016年12月7日水曜日

Oracle VM Server と REST API。

JPOUG Advent Calendar 2016 の 7 日目の投稿です。

前日は 渡部 亮太 さんでした。
RMANの差分増分バックアップ機能とフル・トランスポータブル・エクスポート/インポート機能を活用してダウンタイムを極力短くしたデータベース移行方法の図を書いてみた


今年は、Oracle VM Server の REST API についての話を投稿してみます。

Oracle VM Server(OVMS)を操作する Web API として、
SOAP と REST のインターフェースが用意されています。
Web API を 実行するときは、Oracle VM Manager(OVMM)がエンドポイントとなります。
Oracle VM の操作や情報取得などは、ひととおり Web API 経由でも実行できるようです。



ただし、SOAP は Oracle VM 3.4 から非推奨になっているので、
これからは REST API を使用することになるはずです。

2016年11月24日木曜日

Oracle VM Manager 3.4.2 インストール。

Oracle VM Manager (OVMM) 3.4.2 をインストールします。

インストーラの ISO イメージは、
Oracle Software Delivery Cloud からダウンロードします。
Oracle Software Delivery Cloud
https://edelivery.oracle.com/

インストール先の環境について。

Oracle Linux 7.3 + UEK 4 です。
yum upgrade で、2016年11月時点で最新の RPM をインストールしています。
ちなみに、Oracle Linux は、Minimal でインストールしています。
[root@ovmm342 ~]# cat /etc/oracle-release
Oracle Linux Server release 7.3
[root@ovmm342 ~]# uname -r
4.1.12-61.1.19.el7uek.x86_64

ちなみに、CPU は 2 (vCPU)、メモリは 8GB としています。
[root@ovmm342 ~]# grep processor /proc/cpuinfo | wc -l
2
[root@ovmm342 ~]# grep MemTotal /proc/meminfo
MemTotal:        7911016 kB

2016年10月31日月曜日

Oracle VM Server 3.4.2 の Kickstart について。

最近、Oracle VM Server 3.4.2 で Kickstart インストールをためしています。

2.1.4 Automating Installation of Oracle VM Server with a Kickstart File
http://docs.oracle.com/cd/E64076_01/E64078/html/vmiug-install-kickstart.html

どうも boot loader のインストールがうまくいかないので、
とりあえず暫定対処の記録を残しておこうと思います。



2016年9月24日土曜日

Oracle Linux で iSCSI Initiator の IQN を再生成する。

iSCSI Target に接続するためには iSCSI Initiator が必要で、
Oracle Linux では、iscsi-initiator-utils を使用します。

iSCSI Initiator の IQN アドレスは iscsi-initiator-utils の RPM インストール時に
自動生成されるので、
RPM インストールずみの VM をクローンしたりすると、IQN も引き継がれてしまいます。

そこで、IQN を再生成してみます。

今回は、Oracle Linux 7.2 です。
[root@ora-rac-01 ~]# cat /etc/oracle-release
Oracle Linux Server release 7.2

IQN は、iscsi-initiator-utils に含まれる iscsi-iname コマンドで生成できます。
[root@ora-rac-01 ~]# which iscsi-iname
/usr/sbin/iscsi-iname
[root@ora-rac-01 ~]# rpm -qf /usr/sbin/iscsi-iname
iscsi-initiator-utils-6.2.0.873-33.0.1.el7_2.2.x86_64

2016年8月8日月曜日

Oracle OpenStack R 2.1 | クライアント ツール openstack-kolla-utils を使用してみる。

この投稿は、下記の一部です。
Oracle OpenStack for Oracle Linux R 2.1 をためす。(2016年07月 版)

前回の投稿でインストールした openstack-kolla-utils に含まれる、
docker-ostk を使用してみます。

今回も kolla ユーザでログインしています。
-bash-4.2$ id
uid=995(kolla) gid=991(kolla) groups=991(kolla),992(docker)

2016年8月7日日曜日

Oracle OpenStack R 2.1 | クライアント ツール openstack-kolla-utils のインストール。

この投稿は、下記の一部です。
Oracle OpenStack for Oracle Linux R 2.1 をためす。(2016年07月 版)

Oracle OpenStack for Oracle Linux R 2.1 では、
OpenStack CLI も Docker コンテナとして提供します。

コマンドは、docker-ostk から実行できます。
docker-ostk での Docker Registry 参照設定は
kollacli のものを共用しているようなので、今回は Master Node にインストールします。

前提について。
インストール対象のサーバは、Master Node として構築ずみです。
Oracle OpenStack R 2.1 | Master Node の構築。

Docker Registry には OpenStack R 2.1 の Docker イメージをインポートずみです。
Oracle OpenStack R 2.1 | Docker Registry へのイメージ インポート。

手順の流れ。
  1. openstack-kolla-utils のインストール
  2. Docker Registry の証明書配置
  3. kollacli での設定(設定確認のみ)

2016年8月4日木曜日

Oracle OpenStack R 2.1 | Master Node での サービス デプロイ実行。

この投稿は、下記の一部です。
Oracle OpenStack for Oracle Linux R 2.1 をためす。(2016年07月 版)

今回は、とうとう Oracle OpenStack for Oracle Linux R 2.1 をデプロイします。
Master Node から、 kollacli でデプロイを実行します。

前提について。

Master Node、Target Node それぞれで準備をしたうえで
Master Node の kollacli で、環境にあわせたデプロイ用のプロパティを設定しておきます。
Oracle OpenStack R 2.1 | Master Node での サービス デプロイ設定。

また、Target Node それぞれから、
OpenStack R 2.1 イメージをインポートした Docker Registry に(下記で構築したもの)に
アクセスできる必要があります。
Oracle OpenStack R 2.1 | Docker Registry へのイメージ インポート。

2016年8月3日水曜日

Oracle OpenStack R 2.1 | Master Node での サービス デプロイ設定。

この投稿は、下記の一部です。
Oracle OpenStack for Oracle Linux R 2.1 をためす。(2016年07月 版)

今回は、Master Node の kollacli で、
Oracle OpenStack for Oracle Linux R 2.1 をデプロイするための設定をします。

前提について。

Master Node として、下記のようにサーバを構築してあります。
Oracle OpenStack R 2.1 | Master Node の構築。

また、Target Node として、opst-ctl01、opst-ctl02、opst-host01 という
3台のサーバを構築ずみで、Master Node から SSH で接続可能な状態にしてあります。
また、それぞれ DNS サーバに登録してあります。

Oracle Linux 7 でのTarget Node (Controller Node) むけ設定。
→ opst-ctl01、opst-ctl02

Oracle VM Server 3.4 でのTarget Node (Compute Node) むけ設定。
→ opst-host01 


今回の流れ。

Master Node に kolla ユーザでログインして、kollacli で設定します。
  1. Target Node の登録とセットアップ
  2. Target Node のグループへの追加
  3. Target Node のプロパティ設定

2016年8月2日火曜日

Oracle OpenStack R 2.1 | Oracle VM Server 3.4 でのTarget Node (Compute Node) むけ設定。

この投稿は、下記の一部です。
Oracle OpenStack for Oracle Linux R 2.1 をためす。(2016年07月 版)

今回は、Oracle OpenStack for Oracle Linux R 2.1 の
Target Node (Compute Node) むけに、Oracle VM Server 3.4 を設定します。

前提について。

Oracle VM Server (OVMS) には、すでに Docker をインストール済みの状態です。
Oracle OpenStack R 2.1 | Oracle VM Server 3.4 への Docker インストール。

また、Docker Registry サーバも、別サーバとして構築済みです。
Oracle OpenStack R 2.1 | Oracle Linux 7 への Docker Registry 構築。


手順の流れ。

Compute Node にする OVMS を設定します。
Oracle OpenStack R 2.1 の Compute Node は、最低では最少台数が 1台です。
今回は opst-host01 というホスト名にしています。
複数台の Compute Node を用意する場合も、同様に設定します。
  1. openstack-kolla-preinstall のインストール
  2. Docker Registry 証明書の配置
  3. Nova インスタンス用ディスクの用意 ※今回は無し。

2016年8月1日月曜日

Oracle OpenStack R 2.1 | Oracle Linux 7 でのTarget Node (Controller Node) むけ設定。

この投稿は、下記の一部です。
Oracle OpenStack for Oracle Linux R 2.1 をためす。(2016年07月 版)

今回は、Oracle OpenStack for Oracle Linux R 2.1 の
Target Node (Controller Node) むけに、Oracle Linux 7 を設定します。

前提について。

Oracle Linux には、すでに Docker をインストール済みの状態です。
Oracle OpenStack R 2.1 | Oracle Linux 7 への Docker インストール。

また、Docker Registry サーバも構築済みです。
※このサーバとは別に構築してあります。
Oracle OpenStack R 2.1 | Oracle Linux 7 への Docker Registry 構築。


手順の流れ。

Controller Node として、同様のサーバを 2台用意します。
Oracle OpenStack R 2.1 では、Controller Node が最低でも 2台必要です。
今回は opst-ctl01、opst-ctl02 というホスト名にしています。
  1. openstack-kolla-preinstall のインストール
  2. Cinder ボリューム用ディスクの用意
  3. Docker Registry 証明書の配置
  4. NIC の追加。

2016年7月30日土曜日

Oracle OpenStack R 2.1 | Master Node の構築。

この投稿は、下記の一部です。
Oracle OpenStack for Oracle Linux R 2.1 をためす。(2016年07月 版)

今回は、Oracle Linux 7 で、Oracle OpenStack R 2.1 の Master Node を構築します。
OpenStack の Docker イメージをデプロイする kollacli コマンドを実行するサーバを
Master Node と呼びます。

前提について。

Oracle Linux 7 には下記の設定をしておきます。
Oracle OpenStack R 2.1 | Oracle Linux 7 の基本設定。

Master Node は、今回構築するなかで唯一 Docker Engine がなくてもよいサーバです。
ただし、今回は OpenStack クライアントになる 「openstack-kolla-utils (docker-ostk) 」 も
このサーバにインストールしようと思うので、Docker はインストールしておきます。
Oracle OpenStack R 2.1 | Oracle Linux 7 への Docker インストール。

2016年7月29日金曜日

Oracle OpenStack R 2.1 | Docker Registry へのイメージ インポート。

この投稿は、下記の一部です。
Oracle OpenStack for Oracle Linux R 2.1 をためす。(2016年07月 版)

今回は、ここまでで構築した Docker Registry に、
Oracle OpenStack R 2.1 の Docker イメージをインポートします。

前提について。

Oracle Linux 7 で、Docker Registry サーバを構築しておきます。
Oracle OpenStack R 2.1 | Oracle Linux 7 への Docker Registry 構築。

今回の Docker Registry のコンテナは、5443 番ポートでアクセスするように起動しています。
[root@opst-registry ~]# docker ps
CONTAINER ID        IMAGE               COMMAND                  CREATED             STATUS              PORTS                    NAMES
08225d155a24        registry:2.3        "/bin/registry /etc/d"   20 seconds ago      Up 19 seconds       0.0.0.0:5443->5000/tcp   registry

また、Oracle Software Delivery Cloud から、
「Oracle OpenStack For Oracle Linux 2.1.1.0.0 for Linux x86-64」
のファイルをダウンロードしておきます。
Oracle Software Delivery Cloud
https://edelivery.oracle.com/

ファイル名は「V138282-01.zip」でした。




 zip ファイルには、3つのファイルファイルが含まれます。
[root@opst-registry ~]# unzip -l V138282-01.zip
Archive:  V138282-01.zip
  Length      Date    Time    Name
---------  ---------- -----   ----
     9871  04-25-2016 22:03   import_to_registry.sh
3732127205  04-25-2016 22:02   ol-openstack-images-2.1.1.tar.bz2
      100  04-25-2016 22:03   ol-openstack-images-2.1.1.sha256sum
---------                     -------
3732137176                     3 files

2016年7月28日木曜日

Oracle OpenStack R 2.1 | Oracle VM Server 3.4 への Docker インストール。

この投稿は、下記の一部です。
Oracle OpenStack for Oracle Linux R 2.1 をためす。(2016年07月 版)

Oracle OpenStack R 2.1 では、Compute Host として Oracle VM Server (OVMS)が使用できます。
そして、OVMS 上の Nove / Neutron 関連のサービスは Docker コンテナとしてデプロイされます。

今回は、Oracle OpenStack R 2.1 むけに、OVMS 3.4 に Docker をインストールします。

前提として、OVMS 3.4 には下記の設定をしておきます。
Oracle OpenStack R 2.1 | Oracle VM Server 3.4 の基本設定。

OVMS は、yum upgrade 後に OS 再起動ずみで、
カーネル(UEK R4)はアップデートされた状態になっています。
[root@opst-host01 ~]# cat /etc/oracle-release
Oracle VM server release 3.4.1
[root@opst-host01 ~]# uname -r
4.1.12-37.4.1.el6uek.x86_64

OVMS でも Docker のデータ領域として Btrfs を利用します。
[root@opst-host01 ~]# btrfs version
btrfs-progs v4.2.2

設定の概要。

設定内容については、Oracle Linux 7 への Docker インストールとあまり違いがありません。
  1. Docker のデータ格納領域の用意
  2. Docker Engine / openstack-kolla-preinstall のインストール

2016年7月27日水曜日

Oracle OpenStack R 2.1 | Oracle Linux 7 への Docker Registry 構築。

この投稿は、下記の一部です。
Oracle OpenStack for Oracle Linux R 2.1 をためす。(2016年07月 版)

Oracle OpenStack R 2.1 では、
OpenStack 関連サービスを Docker コンテナとしてデプロイします。
今回は、Docker コンテナのデプロイ元となる Docker Registry サーバを構築します。

前提として、Oracle Linux 7 には Docker Engine をあらかじめインストールしてあります。
Oracle OpenStack R 2.1 | Oracle Linux 7 への Docker インストール。


今回の手順概要です。
  1. Docker イメージ リポジトリ用ストレージ領域の準備。
  2. Registry 用SSL 証明書の作成。
  3. Registry 用SSL 証明書の配置。
  4. registry コンテナの Pull ~ 起動。

2016年7月26日火曜日

Oracle OpenStack R 2.1 | Oracle Linux 7 への Docker インストール。

この投稿は、下記の一部です。
Oracle OpenStack for Oracle Linux R 2.1 をためす。(2016年07月 版)

Oracle OpenStack R 2.1 では、
OpenStack 関連サービスを Docker コンテナとしてデプロイします。
そのため、構成されるほぼすべての Node で Docker Engine が起動することになります。

今回は、Oracle OpenStack R 2.1 むけに、Oracle Linux 7 への Docker をインストールです。

前提として、Oracle Linux 7 には下記の設定をしておきます。
Oracle OpenStack R 2.1 | Oracle Linux 7 の基本設定。

Oracle Linux 7 が新しめの Docker をサポートする状態にするため、
カーネルは UEK R4 以上にしています。
# uname -r
4.1.12-37.4.1.el7uek.x86_64

また、Docker のストレージ領域で Btrfs を使用するため btrfs-progs が必要です。
# rpm -q btrfs-progs
btrfs-progs-4.2.2-3.el7.x86_64

設定の概要。

docker-engine は、Controller Node には、この先インストールする openstack-kolla-preinstall の
依存関係でもインストールされるようですが、
今回は事前に Oracle Linux 共通でインストールしてしまいます。
  1. Docker のデータ格納領域の用意
  2. Docker Engine のインストール

2016年7月25日月曜日

Oracle OpenStack R 2.1 | Oracle VM Server 3.4 の基本設定。

この投稿は、下記の一部です。
Oracle OpenStack for Oracle Linux R 2.1 をためす。(2016年07月 版)

Oracle OpenStack R 2.1 で、
Compute Node のハイパーバイザとして Oracle VM Server 3.4 を使用します。
Oracle VM Server (OVMS)と、デフォルト カーネルのバージョンは下記です。
[root@opst-host01 ~]# cat /etc/ovs-release
Oracle VM server release 3.4.1
[root@opst-host01 ~]# uname -r
4.1.12-32.1.3.el6uek.x86_64 

今回は Compute Node を 1台しか構築しない想定ですが、
複数台構築する場合もすべての OVMS 共通で、下記の設定をしておきます。
Oracle Linux 7 と同様、おためし構成なので手順を簡素化するために
設定するものもあります。
  1. ネットワーク設定
  2. Yum リポジトリの設定
  3. RPM のアップデート
  4. 時刻同期の設定(ntpd)
  5. Xen Domain 0 のメモリ容量設定
  6. ovs-agent の無効化

2016年7月24日日曜日

Oracle OpenStack R 2.1 | Oracle Linux 7 の基本設定。

この投稿は、下記の一部です。

Oracle OpenStack R 2.1 で、下記の役割のサーバで Oracle Linux 7 を使用します。
  • Kolla Master Node
  • Docker Registry
  • OpenStack Controller Node

すべての Oracle Linux 7 共通で、下記の設定をしておきます。
一部、必須ではないですが、おためし構成なので手順を簡素化するために
設定するものもあります。
  1. ネットワーク設定
  2. IPv6 無効化
  3. SELinux の無効化
  4. Yum リポジトリの設定
  5. RPM のアップデート
  6. Firewalld 無効化
  7. 時刻同期設定(chrony)

2016年7月23日土曜日

Oracle OpenStack R 2.1 | VM 構成について。

この投稿は、下記の一部です。
Oracle OpenStack for Oracle Linux R 2.1 をためす。(2016年07月 版)

環境は、VMware vSphere 6.0 の VM として構築しています。

サーバ(VM)の構成について。

ドキュメントのシステム要件よりも、スペックは低くしてあります。
すべての VM で、Docker / Xen むけに「ハードウェア アシストによる仮想化をゲスト OS に公開」 を有効にしています。
3.1 System Requirements
http://docs.oracle.com/cd/E73172_01/E73174/html/os-ol-system-requirements.html



VM への vDisk 割り当てについて。

vDisk の容量は、システム要件に合わせてみました。
ちなみに、仮想ディスクは、すべて Thin プロビジョニングにしています。



VM の NW 構成について。

簡素化を試みて、ドキュメントの NW 要件は満たしていません。
3.3 Host Network Requirements
http://docs.oracle.com/cd/E73172_01/E73174/html/os-ol-network-requirements.html



つづく。

2016年7月20日水曜日

Oracle OpenStack for Oracle Linux R 2.1 をためす。(2016年07月 版)

Oracle OpenStack for Oracle Linux R 2.1 の構築手順をまとめてみようと思います。
Compute Node では、Oracle VM Server を使用します。

今回の環境について。

今回のサーバ構成の概要は下記のようにする想定です。
  • 「とりあえず」的な構成なので、ネットワーク構成は、一部、マニュアル的にはサポートされない構成になっています。
  • それでも、サーバごとの役割をわかりやすくしたかったので、サーバ台数は多めにしています。



2016年6月12日日曜日

Azure Marketplace の Oracle Linux 7.2。

Microsoft Azure の Marketplace に Oracle Linux の VM  イメージがあります。
提供元が Oracle の 「Oracle Linux 7.2.0.0.0」 を、ためしに起動してみました。



2016年6月6日月曜日

Oracle OpenStack for Oracle Linux R 2.1 構築してみました。

Oracle OpenStack for Oracle Linux R 2.1 を、
Oracle VM Server で構築してみました。
Oracle OpenStack は、R2 から kolla という Docker を使用したデプロイ方式になっています。

サーバ構成について。

サーバは、最小とされる 3台構成にしました。
2.2 Using Groups to Deploy Services
http://docs.oracle.com/cd/E73172_01/E73174/html/start-groups.html
  • Controller Node は、opst01、opst02 の2台です。
  • Compute Node は、ovms34 の1台だけです。
  • デプロイコマンド「kollacli」を実行するマスターノードは、opst01 を兼用しています。
  • OpenStack クライアント(docker-ostk コマンドを実行する)も、opst01 兼用です。
bash-4.2$ kollacli host list
+---------------------+-----------------------------------------------+
| Host                | Groups                                        |
+---------------------+-----------------------------------------------+
| opst01.gowatana.lab | ['control', 'storage', 'network', 'database'] |
| opst02.gowatana.lab | ['control', 'storage', 'network', 'database'] |
| ovms34.gowatana.lab | ['compute']                                   |
+---------------------+-----------------------------------------------+
bash-4.2$

2016年5月31日火曜日

Oracle OpenStack for Oracle Linux R 2.1 が出ました。

今月、Oracle OpenStack for Oracle Linux R 2.1 が公開されました。

FRIDAY SPOTLIGHT: Announcing Oracle OpenStack for Oracle Linux 2.1
https://blogs.oracle.com/linux/entry/friday_spotlight_announcing_oracle_openstack

Oracle OpenStack for Oracle Linux 2.1
http://docs.oracle.com/cd/E73172_01/index.html


個人的に大きな変更は・・・
  • Oracle VM Server がサポートされるようになった。
  • All in one 構成がサポートされなくなった。最小構成は 3台~
です。

いろいろ引っかかってまだ環境構築ができていないのですが、
やっとたどりついた Horizon Dashboard の画面には、
ORACLE マークがとりあえず追加されていました。



ログイン後も、画面右上に ORACLE LINUX マークが入ってます。



なんと Oracle VM Server の Dom0 で Docker コンテナが動くことになりました。
※ただし下記は構築中の状態です。



以上、Oracle OpenStack R 2.1 の話でした。



2016年4月29日金曜日

スタンドアロン Oracle Linux 6 に Ansible インストール。(苦行編)

インターネット接続できない Oracle Linux 6.x で Ansible を使用しようと思い、
ためしに Python モジュールを個別にダウンロードして、インストールした時の記録です。
  • Yum は、インストーラの ISO イメージをマウントしてそこからインストール。
  • ORACLE オフィシャルの Ansible RPM はまだ無そうなので、今回は PyPI から tar.gz ファイルをダウンロードしてみた。
  • ほかの関連する Python モジュールも、PyPI から tar.gz ファイルをダウンロードしておく。
  • 一応 Python の virtualenv は利用。

インストール対象は Oracle Linux 6.7 で、Python はデフォルトの 2.6.6 でした。
[root@sv01 ~]# cat /etc/oracle-release
Oracle Linux Server release 6.7
[root@sv01 ~]# python -V
Python 2.6.6

2016年4月2日土曜日

Oracle VM Server で OSWatcher の設定変更。

地味話ですが、OSWatcher の設定変更をしてみます。

Oracle VMAdministration Guide for Release 3.4
1.3.1 Working with the OSWatcher Utility on Oracle VM Server
http://docs.oracle.com/cd/E64076_01/E64083/html/vmadm-config-server-diagnostic-oswbb.html

OSWatcher が標準導入されるようになった、Oracle VM Server 3.4 です。
[root@ovms01 ~]# cat /etc/ovs-release
Oracle VM server release 3.4.1

導入されている OSWatcher は下記です。
[root@ovms01 ~]# rpm -q oswatcher
oswatcher-7.3.3-2.el6.noarch

2016年3月31日木曜日

Oracle VM Server 3.4 には OSWatcher がデフォルトでインストールされる。

Oracle VM Server 3.4 がリリースされました。

Announcing Oracle VM 3.4 - Engineered for Open Cloud Infrastructure
https://blogs.oracle.com/virtualization/entry/oracle_vm_3_4_1

いくつかアップデートがありますが、
個人的には、OSWatcher という、OS の性能情報を定期取集するツールが
デフォルトで導入されるようになったことに感動をおぼえました。

※ちなみに、これまでも追加導入は可能でした。

2016年3月19日土曜日

ORACLE と Ravello Systems。

Ravello Systems が ORACLE に買収されました。
けっこう Ravello Smart Lab を使っていたので、個人的にも衝撃的でした。

Oracle Buys Ravello Systems

すぐに、ORACLE の Web サイトにも Ravello が登場してました。
※画面は、今日のモノですが・・・

Oracle and Ravello Systems


2016年2月4日木曜日

Oracle Linux 6.x で Python 3.3 を使用してみる。(SCL)

Oracle Linux 6.x では、標準では Python 2.6.x がインストールされます。
そして、そのバージョンでアップデートされていきます。

しかし Python 3.x を使用したいため、
Oracle Linux らしい方法を模索してみました。

ということで、
Software Collection Library for Oracle Linux(SCL)を使ってみます。

Software Collection Library 1.2 for Oracle Linux
テクノロジ・プレビュー・リリース・ノート

2016年1月26日火曜日

Oracle Linux 7.x の Red Hat 互換カーネル(RHCK)への変更と、アップデート。

Oracle Linux 7.x で、Red Hat 互換カーネル(RHCK)をアップデートしてみました。
GRUB2 に慣れないので、記録に残しておこうと思います。


OL 7.2 は、デフォルトでは UEK で起動します。
[root@sv01 ~]# cat /etc/oracle-release
Oracle Linux Server release 7.2
[root@sv01 ~]# uname -r
3.8.13-98.7.1.el7uek.x86_64

デフォルトの GRUB2 メニューリストは、こうなっていました。
[root@sv01 ~]# grep ^menuentry /boot/grub2/grub.cfg | awk -F\' '{print $2}' | nl -v0
     0  Oracle Linux Server (3.10.0-327.el7.x86_64 with Linux) 7.2
     1  Oracle Linux Server (3.8.13-98.7.1.el7uek.x86_64 with Unbreakable Enterprise Kernel) 7.2
     2  Oracle Linux Server (0-rescue-781759965b1d490d84e4613e7e45f231 with Linux) 7.2

まず、単純に RHCK に切り替えて、そのあと RHCK をバージョンアップしてみます。

2016年1月24日日曜日

Oracle Linux 7.x の Docker 1.9 は、UEK R4 が前提となっている。

Oracle Linux 7.2 に、Docker 1.9 の RPM (docker-engine-1.9.1-1.0.1)を
インストールしてみました。
どうやら Oracle Linux での Docker 1.9 は、UEK R4 を前提としているようです。

今回の Docker インストール先の環境。
カーネルはまだ UEK R3(3.8.13)です。
[root@ol72-min02 ~]# cat /etc/oracle-release
Oracle Linux Server release 7.2
[root@ol72-min02 ~]# uname -r
3.8.13-98.7.1.el7uek.x86_64

2016年1月3日日曜日

Oracle OpenStack R1 で All-in-one 構成時の注意点。

Oracle Linux 6 で、Oracle OpenStack R1 の All-in-one 構成を試してみました。
All-in-one 構成の時は、Oracle VM Server ではなく KVM 一択になります。
ただし今回は VirtualBox 環境なので、Oracle Linux での仮想化は KVM ではなく QEMU です。

「packstack --allinone ~」といった感じで Oracle OpenStack R1 を All-in-One 構成にしたのですが、
Nova インスタンス(QEMU の VM)を起動するときにエラーになってしまいました。
これは、Oracle OpenStack の Yum リポジトリに含まれる
libvirt まわりの RPM のバージョンが合わない問題のようです。
※OTN に投稿がありました。

ということで、対処した様子を残しておこうと思います。

2016年1月1日金曜日

今年の抱負 2016 年。

あけましておめでとうございます。
2012年末の JPOUG Advent Calendar 以来、
このブログもとうとう3年くらいたちました。


今年とりくみたいもの。

1. Oracle VM Server + OpenStack。
OpenStack がはやっているので、とりあえず流行に乗りたいと思います。
ただし Oracle OpenStack R2 では Oracle VM がサポートに含まれず? のため、
おもに R1 で。
昨年はノリで OPCEL なる資格を取得した(実は私も第1号なんですが・・・)ので、
資格まけしないようにしたいと思います。

2. Oracle Database との対話。
もう仕事で Oracle Database から離れて久しいので、
ある日突然、現場で出会っても困らないように勉強しなおしたいと思います。
「2日でデータベース管理者」 とまではいけませんが、
2日に1回は実機をさわる人になりたいと思います。

3. Oracle VM + Oracle Enterprise Manager 13c。
正直ただの趣味です。


Oracle VM Server は雲のむこうでも生きているようなので
今年も頑張ろうと思います。

以上、今年の抱負でした。