Oracle Database で NFS 領域にデータファイルを配置する場合も
ASM が使えたりします。
Oracle Grid Infrastructureインストレーション・ガイドNFS 領域に直接データベースのファイルを配置する場合と、
11gリリース2 (11.2) for Linux
3.3.1.2
Oracle ASMで使用するためのNASデバイスでのファイルの作成
http://docs.oracle.com/cd/E16338_01/install.112/b56271/storage.htm#CFACJAGB
NFS かつ ASM にデータベースのファイルを配置する場合を比較すると
下記のような感じになります。
※とりあえず、データファイルだけ書きました。
NFS に直接データファイルを配置する場合、
たとえば下記のように見えます。
※例では、NFS を /u02 配下にマウントしています。
[grid@dbsv01 ~]$ df -h /u02
Filesystem Size Used Avail Use% Mounted on
192.168.60.59:/nfs/dbf01 20G 7.5G 12G 41% /u02
NFS で ASM を使用する場合、
dd コマンドで「ゼロ埋込みファイル」を作成して
それを ASM ディスクとして使用します。
余分なレイヤが追加されるようにも見えますが、
NFS で表領域にファイルをオンライン追加できたり
NFS サーバを複数並べてストレージ筐体レベルで冗長化できたり
するので、メリットがゼロというわけではないとは思います。
おそらく本番環境でやることはないと思いますが、
1つのデータベースで、
NFS 上の OS ファイルと ASM ファイル両方を利用することもできます。
SQL> col TABLESPACE_NAME for a15
SQL> col FILE_NAME for a32
SQL> select TABLESPACE_NAME,FILE_NAME from dba_data_files;
TABLESPACE_NAME FILE_NAME
--------------- --------------------------------
USERS +DG_NADB/nadb/users01.dbf
UNDOTBS1 +DG_NADB/nadb/undotbs01.dbf
SYSAUX +DG_NADB/nadb/sysaux01.dbf
SYSTEM +DG_NADB/nadb/system01.dbf
EXAMPLE +DG_NADB/nadb/example01.dbf
UNDOTBS2 +DG_NADB/nadb/undotbs02.dbf
TS_TEST /u02/oradata/nadb/ts_test01.dbf
7行が選択されました。
こんなイメージです。
ちなみに当然ながら、1台のサーバ(OS)に
ASM を利用している DB と
ASM 利用していない DB を同居させることもできます。
以上、Oracle の NFS+ASM の話でした。
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