これまでのポストで、Oracle VM Manager (OVMM) に
Oracle VM Server (OVMS)を登録しました。
これからサーバプールを作成する必要があるのですが、
その管理情報を格納する共有ストレージと、そこに接続するネットワークが必要になります。
そこで今回は、OVMM で OVMS のストレージ接続用ネットワークを作成します。
今回の環境では、ストレージ接続も VLAN ネットワークにします。
そのため、まず Bondig した NIC (bond0) に VLAN Interface を作成して、
それをストレージ接続用ネットワークとして使用する設定をします。
※今回も OVMM 3.3.3 です。
VLAN Interface の作成。
OVMM には、すでに OVMS が2台登録された状態から開始します。
「Networking」 タブ → 「VLAN Interfaces」 画面を開いて、
「Create VLAN Interface...」 ボタンをクリックします。
VLAN を作成する NIC を選択します。
今回は、登録してある OVMS すべての bond0 を選択します。
VLAN ID を入力して、「>」 ボタンをクリックすると・・・
その VLAN が選択された状態になります。
今回登録しようとしているのは VLAN ID 41 です。
次の画面では、先ほど選択した NIC が表示されます。
それぞれの NIC の VLAN 41 のインターフェースで 「Static」 を選択して、
設定する IP アドレスとサブネットマスクを入力してから 「Finish」 をクリックします。
それぞれの OVMS の bond0 に、VLAN 41 が追加されました。
画面をスクロールすると、IP アドレスが設定されたことがわかります。
ネットワークの登録。
作成した VLAN インターフェースを、ストレージ用ネットワークとして登録します。
「Networking」 タブの 「Networks」 画面を開いて、
「Create New Network...」 ボタンをクリックします。
「Create a Network with Port/Bond Ports/VLAN Interfaces」 を選択します。
ネットワークの名前を入力します。
今回は ネットワークアドレスっぽいものにしておきます。
そして、Network Uses では、「Storage」 にチェックを入れます。
つぎの 「Select Ports」 画面では、何も選択せず 「Next」 をクリックします。
※次の画面の VLAN インターフェースを指定するため。
「Select VLAN Interfaces」 の画面で
「Add VLAN Interface...」 ボタンをクリックします。
OVMS それぞれの bond0 に作成されている VLAN 41 のインターフェースを選択して、「OK」します。
VLAN インターフェースが選択されるので、「Finish」 します。
ネットワークが登録されました。
そして 「Storage」 にチェックが入っていることがわかります。
次は、OVMM に NFS サーバを登録します。
以上、OVMM での、OVMS へのストレージ用ネットワーク作成でした。
つづく・・・
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