2015年10月15日木曜日

Oracle VM Manager で作成した Disk Image を OpenStack へ。(その1)

今回は、ためしに Oracle VM Manager (OVMM)で作成した HVM の VM を
OpenStack 管理の Oracle VM Sever (OVMS)で起動してみようと思います。

※今回も、OVMM 3.3.3 です。

ゲスト OS のネットワーク設定を DHCP にする。

ゲスト OS では、あらかじめネットワーク設定を DHCP にしておきます。
そして、今回は MAC アドレスの指定はコメントアウトしてしまいます。
また、MAC アドレスの記載された udev ルールファイルがある場合は、
仮想 NIC の認識がうまくいかなくなるので削除しておいた方がよいと思います。
※今回はファイルが存在しない環境なので省略・・・
[root@ol67-base ~]# cat /etc/oracle-release
Oracle Linux Server release 6.7
[root@ol67-base ~]# uname -r
3.8.13-68.3.4.el6uek.x86_64
[root@ol67-base ~]# cat /etc/sysconfig/network-scripts/ifcfg-eth0
DEVICE=eth0
TYPE=Ethernet
ONBOOT=yes
NM_CONTROLLED=no
IPV6INIT=no
#HWADDR=00:21:F6:A9:89:25
BOOTPROTO=dhcp

そして、ゲスト OS は停止します。
[root@ol67-base ~]# init 0

仮想ディスクのファイル特定と入手。

今回は、Oracle VM Manager (OVMM)で vm01 という名前で作成している VM の
ゲスト OS 設定をしていました。
そこで、その VM の仮想ディスクの実体ファイルを特定します。

vm01 には、vm01-disk01 という名前の 8GB の仮想ディスクが接続されていて、
repo-01 というリポジトリに配置されています。



repo-01 リポジトリは、「0004fb00000300003f30b2e9a7684d42」 という ID だとわかります。



そして、リポジトリの中の 「Virtual Disks」にある vm01-disk という仮想ディスクは、
実ファイル名が 「0004fb0000120000d62218d97d43361b.img」 であることがわかります。
そして、vm01 という VM に接続されているということも確認できます。



Oracle VM Server (OVMS) から、仮想ディスク ファイルを入手します。
リポジトリの ID と、ファイル名がわかっているので、そこからファイルのフルパスを特定します。
今回は、
/OVS/Repositories/0004fb00000300003f30b2e9a7684d42/VirtualDisks ディレクトリ配下の
0004fb0000120000d62218d97d43361b.img が目的のファイルです。
[root@ovms33v01 ~]# cat /etc/ovs-release
Oracle VM server release 3.3.3
[root@ovms33v01 ~]# cd /OVS/Repositories/0004fb00000300003f30b2e9a7684d42/VirtualDisks/
[root@ovms33v01 VirtualDisks]# ls -lh *361b.img
-rw------- 1 root root 8.0G 10月 15 22:54 2015 0004fb0000120000d62218d97d43361b.img
[root@ovms33v01 VirtualDisks]# du -sh *361b.img
2.9G    0004fb0000120000d62218d97d43361b.img

このファイルを圧縮して、OpenStack 環境に持っていきます。
※何となく tar コマンドです。
[root@ovms33v01 VirtualDisks]# tar zcSf /root/ol67.tgz 0004fb0000120000d62218d97d43361b.img
[root@ovms33v01 VirtualDisks]# ls -lh /root/ol67.tgz
-rw-r--r-- 1 root root 1005M 10月 15 23:05 2015 /root/ol67.tgz

ここから先は、OpenStack 環境です。
つづく・・・
Oracle VM Manager で作成した Disk Image を OpenStack へ。(その2)



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