Oracle VM 3 + EM 12c 連携への道(2: OEM Agent へのプラグイン追加)
のつづきです。
「Oracle Virtualization」プラグインをデプロイした Oracle VM Manager(OVMM)を、
Oracle Enterprise Manager Cloud Control 12c(OEM)に登録してみます。
マニュアルでは下記のあたりです。
Oracle Enterprise Manager Cloud管理ガイド 12c リリース3 (12.1.0.3)
4 IaaS用のクラウドの設定http://docs.oracle.com/cd/E26854_01/doc.121/b70509/cloud_iaas_setup.htm
※今回使っているのは OEM 12c R3 ではないですが…
作業の流れ
- OEM への OVMM サーバ登録
Oracle VM 3 + EM 12c 連携への道(1: OEM へのサーバ登録) - OVMM サーバの OEM Agent へのプラグイン追加
Oracle VM 3 + EM 12c 連携への道(2: OEM Agent へのプラグイン追加) - OEM への OVMM 登録 ★←今回はここ
手順
「Enterprise」→「クラウド」→「インフラストラクチャ・ホーム」を開きます。
「Infrastructure Cloud」を右クリックして、「OVMマネージャへの登録」を開きます。
「Oracle VM Manager の追加」で、これから追加する OVMM に名前をつけます。
※例では「ovmm3-n2-vmm」としています。
監視エージェントを、虫メガネマークのボタンをクリックして選択します。
「Oracle Virtualization」プラグインをデプロイしたエージェントが
起動している OVMM サーバが自動検出されるので、
それを選択して「選択」をクリックします。
選択した監視エージェントが、入力されたことを確認します。
残りの Oracle VM Manager の設定を入力します。
- Oracle VM ManagerのURL
今回は tcp://localhost:54321 を指定します。ポート番号はデフォルトのままです。
OVMM サーバにインストールされた OEM エージェントから接続するため
アドレスは localhost としています。
マニュアルには TCPS にしたほうがよさそうなことが記載されていますが、
その場合は OVMM で事前に TCPS の有効化が必要で、
しかも一度有効化すると戻せないようなので今回はあえて TCP で接続します。
OVMM サーバに、別のサーバの OEM エージェントから接続する場合は、
TCPS での接続が必須になるようです。 - Oracle VM Managerの監視資格証
OVMM にログインするユーザを指定します。
デフォルトの管理者「admin」を使用しています。
- Oracle VM Managerの管理資格証明
監視資格証明と同じユーザを使用しようとおもったのであえて入力していません。
- Oracle VM Managerコンソール
普段、直接 OVMM にアクセスする URL を指定しています。
今回は、https://<OVMM のアドレス>:7002/ovm/console/
(https://ovmm3-n2.gowatana.lab:7002/ovm/console/)を指定しました。
入力したら「発行」ボタンをクリックします。
ジョブが正常に発行されました。
「ジョブ詳細」をクリックすると、OVMM を登録するジョブの進捗がみられます。
ジョブのステータスが「1 成功」になったら登録完了です。
再び「Enterprise」→「クラウド」→「インフラストラクチャ・ホーム」
を開くと、OVMM が登録されていることがわかります。
※OVMM の状態が正しく表示されるまで、少し時間がかかるのかもしれません。
これで、OEM から OVMM が操作できるようになります。
Oracle VM で IaaS ・・・
以上、Oracle VM 3.x と OEM 12c の連携設定でした。