Oracle Enterprise Manager Cloud Control 12c(OEM) と
Oracle VM Manager 3.x(OVMM) を連携させる方法をまとめておこうと思います。
ちなみに、Oracle VM Manager は、3.2.6 です。
マニュアルだと下記のあたりです。
Oracle Enterprise Manager Cloud管理ガイド 12c リリース3 (12.1.0.3)
4 IaaS用のクラウドの設定http://docs.oracle.com/cd/E26854_01/doc.121/b70509/cloud_iaas_setup.htm
※今回使っているのは OEM 12c R3 ではないですが…
今回の前提
- すでに OVMM 3.x は構築済みで Oracle VM Server も登録済み。
- すでに OEM 12c は構築済み。
- 登録対象の OVMM のインストールされている Linux で /etc/sudoers ファイルを編集しておきます。※詳細は別の機会に・・・
作業の流れ
- OEM への OVMM サーバ登録 ★←今回はここ
OEM に、OVMM をインストールしてある Linux OS を登録します。
OVMM サーバには、OEM エージェントがインストールされます。
- OVMM サーバの OEM Agent へのプラグイン追加
OVMM にインストールされた OEM エージェントに、OVMM を管理するための
「Oracle Virtualization」プラグインを追加します。
Oracle VM 3 + EM 12c 連携への道(2: OEM Agent へのプラグイン追加)
- OEM への OVMM 登録
Oracle VM 3 + EM 12c 連携への道(3: OEM への OVMM 登録)
手順
OVMM を OEM に登録する準備として、
OVMM をインストールしている Linux サーバを OEM に登録しておきます。
これは、普通に Oracle DB などを OEM 登録するときの手順と
そんなに変わらないのではないかと思います。
まずは、OEM にログインします。
※ここでは、管理者権限のある sysman ユーザでログインしています。
「設定」→「ターゲットの追加」→「ターゲットの手動追加」を開きます。
「ホスト・ターゲットの追加」を選択して
「ホストを追加します...」をクリックします。
ターゲットの追加画面で、
「追加」をクリックして ホスト名とプラットフォームを入力して
「次」ボタンをクリックします。
例で追加している、ovmm3-n2.gowatana.lab は OVMM をインストールしてある Linux サーバです。
プラットフォームは「Linux x86-64」(64bit の Linux)を選択しています。
「インストールのベース・ディレクトリ」を指定します。
これを指定すると「インスタンス・ディレクトリ」もその配下のパスが自動入力されます。
「名前付き資格証明」は、ユーザ/パスワードなどを保存しておくもので、
これから登録する Linux サーバにログインするための資格証明を指定します。
すでに登録済みの、名前付き資格証明を指定します。
それ以外の入力欄は、デフォルトのままにしています。
入力したら「次」をクリックします。
ちなみに、「+」ボタンをクリックすると、
下記のような画面で「名前付き資格証明」を新規作成して
ユーザ/パスワードを指定することができますが、
既存のユーザ/パスワードと重複するとエラーになるので
その場合はうまい具合に既存の「名前付き資格証明」を指定します。
確認画面が表示されます。
「エージェントのデプロイ」を選択します。
しばらくすると処理が終わります。
これでホストが登録されました。
たとえば、「ターゲット」→「ホスト」を開くと・・・
OVMM のサーバが登録されたことがわかります。
ホスト名「ovmm3-n2.gowatana.lab」のリンクをクリックすると・・・
下記のような画面が見られます。
つづく・・・
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