2014年1月10日金曜日

NIC 認識できないマシン への Oracle VM Server 3.x インストール

Oracle VM Server 3.2.6(OVS)は、
NIC がないマシンにインストールしようとすると途中でエラーになってします。

しかし、何とか OVS が非サポートのマシン(新しいHW や、自作PCなど)で
OVS を使いたいケースもあると思います。

たとえば、下記のような場合にエラーになります。

  • インストール対象マシンに NIC がない。(NIC接続不良など)
  • OVS が対応していない。(NICのドライバを持っていない)


通常、インストール処理を開始する画面(下記)までに
IPアドレス等のネットワーク設定画面が表示されます。
しかし、NIC が利用できない場合は表示されません。



NIC が認識できない場合は、
インストール処理が開始された後に下記のようなエラー画面が出ます。



「OK」 をクリックしても下記のようなメッセージが表示されるだけで、
OVS が起動できるようにはなりません。
エンタープライズ向けなハイパーバイザなので
フェイルセーフな発想なのではないかと思います…



そのため、
NIC 認識されないマシンに何とかインストールして
後で NIC ドライバをインストールするにはちょっと工夫が必要です。

このような場合、私は下記のような流れで後からドライバを導入しています。

OVS を NIC ドライバがないマシンで利用する方法

  1. まず VirtualBox の仮想マシンなどを利用して USBメモリに対して OVS を導入する。
  2. その USBメモリでブートして、NIC認識できないマシンで OVS を起動する。
  3. なんとかして OVS に NIC ドライバをインストールする。
  4. NW設定ファイルを、そのマシンの環境に修正(MACアドレス、IPアドレス)
  5. NICのドライバをロードする。


たとえば、Intel NUC D34010WYK(最近の Haswell CPU を搭載しているNUC)だと
NIC(Intel I218V)に Oracle VM Server 3.2.6 のドライバが当たらず、
この方法で対処しました。

※ちなみに、 Intel NUC DC3217IYE は OVS 3.2.6 で普通に NIC 認識しました。



以上、NIC 認識できないマシンで OVS を使用する方法でした。

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