NIC がないマシンにインストールしようとすると途中でエラーになってします。
しかし、何とか OVS が非サポートのマシン(新しいHW や、自作PCなど)で
OVS を使いたいケースもあると思います。
たとえば、下記のような場合にエラーになります。
- インストール対象マシンに NIC がない。(NIC接続不良など)
- OVS が対応していない。(NICのドライバを持っていない)
通常、インストール処理を開始する画面(下記)までに
IPアドレス等のネットワーク設定画面が表示されます。
しかし、NIC が利用できない場合は表示されません。
NIC が認識できない場合は、
インストール処理が開始された後に下記のようなエラー画面が出ます。
「OK」 をクリックしても下記のようなメッセージが表示されるだけで、
OVS が起動できるようにはなりません。
エンタープライズ向けなハイパーバイザなので
フェイルセーフな発想なのではないかと思います…
そのため、
NIC 認識されないマシンに何とかインストールして
後で NIC ドライバをインストールするにはちょっと工夫が必要です。
このような場合、私は下記のような流れで後からドライバを導入しています。
OVS を NIC ドライバがないマシンで利用する方法
- まず VirtualBox の仮想マシンなどを利用して USBメモリに対して OVS を導入する。
- その USBメモリでブートして、NIC認識できないマシンで OVS を起動する。
- なんとかして OVS に NIC ドライバをインストールする。
- NW設定ファイルを、そのマシンの環境に修正(MACアドレス、IPアドレス)
- NICのドライバをロードする。
たとえば、Intel NUC D34010WYK(最近の Haswell CPU を搭載しているNUC)だと
NIC(Intel I218V)に Oracle VM Server 3.2.6 のドライバが当たらず、
この方法で対処しました。
※ちなみに、 Intel NUC DC3217IYE は OVS 3.2.6 で普通に NIC 認識しました。
以上、NIC 認識できないマシンで OVS を使用する方法でした。
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