2017年12月9日土曜日

Oracle VM の Tag。

Oracle VM Manager(OVMM)では、VM、サーバ、サーバプール に Tag を付与できます。
Tag を利用すると、OVMM の画面で関係のある VM だけを表示して、
Ctrl + A キーなどでのオブジェクト選択が簡単にできるようになります。



Tag を付与した VM の様子。

OVMM では、「Reports and Resources」→「Tags」の画面で
Tag を作成したり、一覧を確認したりできます。



Tag は、オブジェクトの Edit 画面にある「Tags」タブで付与できます。
たとえば、VM であれば、「Edit Virtual Machine」の「Tags」タブで付与できます。



vm01 という VM に Tag が付与された様子です。



OVMM で、Tag を指定して表示 VM を限定するときは、
「Tag Filter」で Tag を指定して「Go」をクリックします。
Web ブラウザの画面サイズによっては Tag Filter が隠れているので、
下の例のように「>>」マークをクリックして表示します。



ovmcli から見た様子。

ovmcli でも、Tag を利用することができます。

Tag の一覧を表示してみます。
OVM> list Tag
  id:0004fb000026000093dfb5e1152b1424  name:jpoug
  id:0004fb00002600008ac6f93ddbd572ba  name:tag01
OVM>

下記のような VM がある状態で・・・
OVM> list Vm
  id:0004fb00000600008a5832ca0a2a7013  name:vm05.2
  id:0004fb0000060000b106d43e31a7353b  name:vm04
  id:0004fb0000060000006a18503596a2e5  name:ol74-template
  id:0004fb000006000037284252d936fed4  name:vm02
  id:0004fb0000060000f6c87792c51f8539  name:vm05.1
  id:0004fb0000060000b31d83221307cd72  name:vm05.3
  id:0004fb0000060000982fee0b3c47b9e6  name:vm03
  id:0004fb0000060000728f30925de41d17  name:vm01
OVM>

たとえば下記のように、show Tag で、
jpoug という Tag を付与したオブジェクトを識別することができたりします。
Tag が付与されているオブジェクトの ID と Name がわかるので、
後続のコマンドで利用したりします。
OVM> show Tag name=jpoug
  Virtual Machines 1 = 0004fb0000060000f6c87792c51f8539  [vm05.1]
  Virtual Machines 2 = 0004fb00000600008a5832ca0a2a7013  [vm05.2]
  Virtual Machines 3 = 0004fb0000060000b31d83221307cd72  [vm05.3]
  Id = 0004fb000026000093dfb5e1152b1424  [jpoug]
  Name = jpoug
  Locked = false
OVM>

スクリプトでの特定グループのオブジェクト操作や、
説明用スクリーンショットの取得などでも便利かなと思います。

以上、OVMM の Tag の話でした。

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