Oracle VM Manager(OVMM)では、VM、サーバ、サーバプール に Tag を付与できます。
Tag を利用すると、OVMM の画面で関係のある VM だけを表示して、Ctrl + A キーなどでのオブジェクト選択が簡単にできるようになります。
Tag を付与した VM の様子。
OVMM では、「Reports and Resources」→「Tags」の画面で
Tag を作成したり、一覧を確認したりできます。
Tag は、オブジェクトの Edit 画面にある「Tags」タブで付与できます。
たとえば、VM であれば、「Edit Virtual Machine」の「Tags」タブで付与できます。
vm01 という VM に Tag が付与された様子です。
OVMM で、Tag を指定して表示 VM を限定するときは、
「Tag Filter」で Tag を指定して「Go」をクリックします。
Web ブラウザの画面サイズによっては Tag Filter が隠れているので、
下の例のように「>>」マークをクリックして表示します。
ovmcli から見た様子。
ovmcli でも、Tag を利用することができます。
Tag の一覧を表示してみます。
OVM> list Tag
id:0004fb000026000093dfb5e1152b1424 name:jpoug
id:0004fb00002600008ac6f93ddbd572ba name:tag01
OVM>
下記のような VM がある状態で・・・
OVM> list Vm
id:0004fb00000600008a5832ca0a2a7013 name:vm05.2
id:0004fb0000060000b106d43e31a7353b name:vm04
id:0004fb0000060000006a18503596a2e5 name:ol74-template
id:0004fb000006000037284252d936fed4 name:vm02
id:0004fb0000060000f6c87792c51f8539 name:vm05.1
id:0004fb0000060000b31d83221307cd72 name:vm05.3
id:0004fb0000060000982fee0b3c47b9e6 name:vm03
id:0004fb0000060000728f30925de41d17 name:vm01
OVM>
たとえば下記のように、show Tag で、
jpoug という Tag を付与したオブジェクトを識別することができたりします。
Tag が付与されているオブジェクトの ID と Name がわかるので、
後続のコマンドで利用したりします。
OVM> show Tag name=jpoug
Virtual Machines 1 = 0004fb0000060000f6c87792c51f8539 [vm05.1]
Virtual Machines 2 = 0004fb00000600008a5832ca0a2a7013 [vm05.2]
Virtual Machines 3 = 0004fb0000060000b31d83221307cd72 [vm05.3]
Id = 0004fb000026000093dfb5e1152b1424 [jpoug]
Name = jpoug
Locked = false
OVM>
スクリプトでの特定グループのオブジェクト操作や、
説明用スクリーンショットの取得などでも便利かなと思います。
以上、OVMM の Tag の話でした。
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