Virtual Appliance は、以前の Oracle VM では Virtual Assembliy と呼ばれていましたが、
呼び方が一般的なものに変わったようです。
普段はただ VM をクローンしてしまうことが多いのですが、
ためしに Virtual Appliance を使用してみました。
Virtual Appliance の作成。
VM を、Virtual Appliance としてエクスポートできます。
VM を選択して、「Export Virtual Applianec...」をクリックします。
Virtual Appliance の名前を入力して、リポジトリを指定します。
Virtual Appliance が作成されました。
リポジトリに、作成した Virtual Appliance「va01」が表示されます。
VM「vm01」が含まれていることが分かります。
仮想ディスクは1つだけ含まれています。
もとにした vm01 には ISO イメージが接続されていたのですが、
アプライアンスとしてエクスポートするときには含まれないようです。
Virtual Appliance から VM 作成。
Virtual Appliance を選択して「Create Virtual Machine...」をクリックします。
VM 作成する ServerPool を選択します。
そして、アプライアンスに含まれる VM から、作成する VM を選択します。
しばらく待つと、VM が作成されます。
OVMM での操作では 作成時には名前が指定できず、
VM 名は自動生成されて「<アプライアンス名>_<元 VM の ID>」のようになります。
ちなみに元 VM 「vm01」の情報はこうなっていました。
OVM> show Vm Name=vm01
Command: show Vm Name=vm01
Status: Success
Time: 2017-12-06 08:38:24,730 JST
Data:
Status = Stopped
Memory (MB) = 1024
Max. Memory (MB) = 1024
Processors = 1
Max. Processors = 1
Priority = 50
Processor Cap = 100
High Availability = No
Operating System = Oracle Linux 7
Mouse Type = OS Default
Domain Type = Xen HVM
Keymap = ja
Start Policy = Use Pool Policy
Boot Order 1 = Disk
Boot Order 2 = CDROM
Disk Limit = 4
Huge Pages Enabled = No
Config File Absolute Path = 192.168.4.119:/nfs/repo01/VirtualMachines/0004fb0000060000728f30925de41d17/vm.cfg
Config File Mounted Path = /OVS/Repositories/0004fb000003000085a55bcfe9b5cff4/VirtualMachines/0004fb0000060000728f30925de41d17/vm.cfg
Server = 2b:10:0a:42:ca:41:55:d1:95:06:a6:c9:18:dd:e5:90 [ovms344-02]
Server Pool = 0004fb0000020000fcf2680151fbca2d [sv-pool-01]
Repository = 0004fb000003000085a55bcfe9b5cff4 [st-repo-01]
Vnic 1 = 0004fb000007000068e66c2e5b9cf1e5 [vm01-vnic-1]
VmDiskMapping 1 = 0004fb000013000000619b04d3d1aae1 [vm01-vdisk-map-slot0]
VmDiskMapping 2 = 0004fb0000130000eca327ae655f7d59 [vm01-vdisk-map-slot1]
Restart Action On Crash = Restart
Id = 0004fb0000060000728f30925de41d17 [vm01]
Name = vm01
Locked = false
DeprecatedAttrs = [Huge Pages Enabled (Deprecated for PV guest)]
OVM>
作成された VM には VNIC が自動作成されますが、
ネットワーク指定はされませんでした。
作成された VM の仮想ディスクです。
CD / DVD ドライブの設定は含まれていません。
ちなみに、作成したままの状態で VM を起動しようとすると
VNIC にネットワーク設定がないためエラーになってしまいます。
実は他にもいろいろ VM の設定がリセットされるようで、
起動する前に再設定が必要になります。
たとえば、ネットワークの設定・・・
Boot Option の設定・・・(これも空になってました)
Virtual Appliance を利用する場合は、ovmcli のようなツールで
展開後に VM の設定を調整する工夫が必要になりそうです。
以上、OVMM での Virtual Appliance を使用してみる話でした。
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