vmpstat.sh という ヘルス アセスメントを表示できるスクリプトがありました。
OVMS にインストールされている RPM を見ると、少し前のバージョンの OVM 3.x にあった
VMPinfo3 にかかわるもののようです。
(最新の OVM 3.4 ではもうマニュアルにないような・・・)
[root@ovms344-01 ~]# cat /etc/ovs-release
Oracle VM server release 3.4.4
[root@ovms344-01 ~]# which vmpstat.sh
/usr/sbin/vmpstat.sh
[root@ovms344-01 ~]# rpm -qf /usr/sbin/vmpstat.sh
vmpinfo3-sosreport-1.0.0-17.el6.2.noarch
RPM の情報。
[root@ovms344-01 ~]# rpm -qi vmpinfo3-sosreport-1.0.0-17.el6.2.noarch
Name : vmpinfo3-sosreport Relocations: (not relocatable)
Version : 1.0.0 Vendor: Oracle America
Release : 17.el6.2 Build Date: 2017年05月24日 06時05分13秒
Install Date: 2017年11月24日 22時55分16秒 Build Host: x86-ol6-builder-04.us.oracle.com
Group : System Environment/Base Source RPM: vmpinfo3-sosreport-1.0.0-17.el6.2.src.rpm
Size : 83602 License: GPL
Signature : RSA/8, 2017年05月24日 06時05分18秒, Key ID 72f97b74ec551f03
Summary : VMPinfo SOSReport plugins
Description :
This package contains VMPinfo3 sosreport plugins.
[root@ovms344-01 ~]#
OVMM では、RPM ではなく OVMM のインストーラに含まれているのでしょう。
[root@ovmm344 ~]# cat /etc/oracle-release
Oracle Linux Server release 7.4
[root@ovmm344 ~]# which vmpstat.sh
/usr/sbin/vmpstat.sh
[root@ovmm344 ~]# rpm -qf `which vmpstat.sh`
ファイル /usr/sbin/vmpstat.sh はどのパッケージにも属していません。
OVMS / OVMM どちらでも実行することはできますが、
結果が実情と合っているかは微妙な感じではあります。
実行すると下記のようになります。
OVMS で実行した様子。
実行すると、わかりやすくヘルスアセスメントを表示できます。
[root@ovms344-01 ~]# vmpstat.sh -A
OVMM で実行した様子。
同様に実行してみます。
[root@ovmm344 ~]# vmpstat.sh -A
Oracle Linux 7 (6 でなく)を利用していることもあってか、
OVMS 以上に微妙な感じです。
スクリプトの実行結果は悩ましい感じですが、
サーバの状態を確認するときにどのあたりをみるとよいかのヒントになりそうです。
OL7 の OVMM では nc コマンドが実行できてないですが、これは nc のパッケージが
かわってるあたりも影響しているのかもしれません。(nc のオプションも変わった)
[root@ovms344-01 ~]# rpm -qf `which nc`OL7 の nc は nmap-ncat に含まれるようです。
nc-1.84-24.el6.x86_64
[root@ovmm344 ~]# rpm -qf `which nc`
nmap-ncat-6.40-7.el7.x86_64
ちなみに、vmpstat.sh を -D オプションで実行すると、
情報確認コマンドを色々実行して表示できたりします。
そして -S オプションではファイル保存したりします。
以上、OVMS / OVMM の vmpstat.sh を実行してみる話でした。
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