Oracle OpenStack R 2.1 で、下記の役割のサーバで Oracle Linux 7 を使用します。
- Kolla Master Node
- Docker Registry
- OpenStack Controller Node
すべての Oracle Linux 7 共通で、下記の設定をしておきます。
一部、必須ではないですが、おためし構成なので手順を簡素化するために
設定するものもあります。
- ネットワーク設定
- IPv6 無効化
- SELinux の無効化
- Yum リポジトリの設定
- RPM のアップデート
- Firewalld 無効化
- 時刻同期設定(chrony)
1. ネットワーク設定
構築環境に合わせて、IP アドレス、サブネットマスク、デフォルトゲートウェイ などを設定します。
nmtui、nmcli、もしくは設定ファイルの直接編集で最初に設定しておきます。
参照する DNS サーバのアドレスも設定しておきます。
2, IPv6 無効化
IPv6 は無効化してしまいます。
設定は sysctl.conf に記載することもできますが、
設定内容ごとにファイルを分割しておきたいため
/etc/sysctl.d/ipv6.conf ファイルを新規作成しています。
# cat /etc/sysctl.d/ipv6.conf
net.ipv6.conf.all.disable_ipv6 = 1
3. SELinux の無効化
SELinux も無効化してしまいます。
# sed -i -e "s/^SELINUX=.*/SELINUX=disabled/" /etc/selinux/config
# grep -v -E "^#|^$" /etc/selinux/config
SELINUX=disabled
SELINUXTYPE=targeted
4. Yum リポジトリの設定
下記のリポジトリ参照設定を参考に設定します。
下記のチャネルを有効(enabled=1)にしておきます。
- ol7_UEKR4
- ol7_UEKR4_OFED
- ol7_addons
- ol7_latest
- ol7_openstack21
5. RPM のアップデート
RPM を、すべて最新化しておきます。
# yum clean all
# yum update -y
6. Firewalld 無効化
Firewalld も無効化してしまいます。
ここでサービス停止していても、あとで docker により自動的にルールが更新されます。
# systemctl stop firewalld
# systemctl disable firewalld
Removed symlink /etc/systemd/system/dbus-org.fedoraproject.FirewallD1.service.
Removed symlink /etc/systemd/system/basic.target.wants/firewalld.service.
# systemctl is-enabled firewalld
disabled
7. 時刻同期設定(chrony)
chrony をインストールして、サービスが自動起動するように設定します。
# yum install -y chrony
# systemctl start chronyd
# systemctl enable chronyd
OS 再起動
最後に、OS を再起動してここまでの設定を反映させます。
# reboot
つづく。
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