2016年7月24日日曜日

Oracle OpenStack R 2.1 | Oracle Linux 7 の基本設定。

この投稿は、下記の一部です。

Oracle OpenStack R 2.1 で、下記の役割のサーバで Oracle Linux 7 を使用します。
  • Kolla Master Node
  • Docker Registry
  • OpenStack Controller Node

すべての Oracle Linux 7 共通で、下記の設定をしておきます。
一部、必須ではないですが、おためし構成なので手順を簡素化するために
設定するものもあります。
  1. ネットワーク設定
  2. IPv6 無効化
  3. SELinux の無効化
  4. Yum リポジトリの設定
  5. RPM のアップデート
  6. Firewalld 無効化
  7. 時刻同期設定(chrony)

1. ネットワーク設定

構築環境に合わせて、IP アドレス、サブネットマスク、デフォルトゲートウェイ などを設定します。
nmtui、nmcli、もしくは設定ファイルの直接編集で最初に設定しておきます。
参照する DNS サーバのアドレスも設定しておきます。

2, IPv6 無効化

IPv6 は無効化してしまいます。
設定は sysctl.conf に記載することもできますが、
設定内容ごとにファイルを分割しておきたいため
/etc/sysctl.d/ipv6.conf ファイルを新規作成しています。
# cat /etc/sysctl.d/ipv6.conf
net.ipv6.conf.all.disable_ipv6 = 1

3. SELinux の無効化

SELinux も無効化してしまいます。
# sed -i -e "s/^SELINUX=.*/SELINUX=disabled/" /etc/selinux/config
# grep -v -E "^#|^$" /etc/selinux/config
SELINUX=disabled
SELINUXTYPE=targeted

4. Yum リポジトリの設定

下記のリポジトリ参照設定を参考に設定します。

下記のチャネルを有効(enabled=1)にしておきます。
  • ol7_UEKR4
  • ol7_UEKR4_OFED
  • ol7_addons
  • ol7_latest
  • ol7_openstack21

5. RPM のアップデート

RPM を、すべて最新化しておきます。
# yum clean all
# yum update -y

6. Firewalld 無効化

Firewalld も無効化してしまいます。
ここでサービス停止していても、あとで docker により自動的にルールが更新されます。
# systemctl stop firewalld
# systemctl disable firewalld
Removed symlink /etc/systemd/system/dbus-org.fedoraproject.FirewallD1.service.
Removed symlink /etc/systemd/system/basic.target.wants/firewalld.service.
# systemctl is-enabled firewalld
disabled

7. 時刻同期設定(chrony)

chrony をインストールして、サービスが自動起動するように設定します。
# yum install -y chrony
# systemctl start chronyd
# systemctl enable chronyd

OS 再起動

最後に、OS を再起動してここまでの設定を反映させます。
# reboot

つづく。

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