2018年12月3日月曜日

Oracle OpenStack R5 への道。OS の準備

Oracle OpenStack R5 を構成するサーバの OS の準備をします。

全容については下記にて。
Oracle OpenStack R5 への道。入口

環境を構成する全サーバで共通の OS 設定をしておきます。
今回は、Oracle Linux 7.5 で準備していきます。

過去に Oracle OpenStack R2 をためした際の投稿では、
コマンドライン ベースで手順を残していました。
しかし最近は Ansible を利用していたりするので、
今回は設定後の状態について、様子を残してみます。

それでは、全サーバ共通で下記の設定をしておきます。

Oracle Linux 7.5 です。
[root@ol75-min-01 ~]# cat /etc/oracle-release
Oracle Linux Server release 7.5

ホスト名は、ショートネームで設定します。
[root@ol75-min-01 ~]# uname -n
ol75-min-01

YUM リポジトリファイルを、あたらしいものに置き換えます。
ファイルの配置パスは下記にしています。
/etc/yum.repos.d/public-yum-ol7.repo

YUM リポジトリの ol7_openstack50、ol7_UEKR5 チャネルが
含まれているようにします。
[root@ol75-min-01 ~]# LANG=C yum --enablerepo=ol7_UEKR5,ol7_openstack50 repolist
Loaded plugins: ulninfo
repo id           repo name                           status
ol7_UEKR4/x86_64  Latest Unbreakable Enterprise Kerne   110
ol7_UEKR5/x86_64  Latest Unbreakable Enterprise Kerne   108
ol7_latest/x86_64 Oracle Linux 7Server Latest (x86_64 11684
ol7_openstack50   OpenStack 5.0 packages for Oracle L   137
repolist: 12039

カーネルは、UEK R5(4.14.35)を利用します。
[root@ol75-min-01 ~]# uname -r
4.14.35-1818.4.7.el7uek.x86_64

ESXi で稼働する VM なので、VMware Tools を導入します。
Oracle Linux 同梱の open-vm-tools を利用します。
[root@ol75-min-01 ~]# rpm -q open-vm-tools
open-vm-tools-10.1.10-3.0.1.el7.x86_64

利便性のため、ファイル展開や NFS マウントで利用するパッケージを導入します。
[root@ol75-min-01 ~]# rpm -q unzip bzip2 nfs-utils
unzip-6.0-19.el7.x86_64
bzip2-1.0.6-13.el7.x86_64
nfs-utils-1.3.0-0.61.0.1.el7.x86_64

vNIC を 1つ用意し、IPv4 アドレスを静的に設定します。
デフォルト ゲートウェイも、この NIC に設定します。

DNS サーバのアドレスと、Search Domain を設定します。
[root@ol75-min-01 ~]# cat /etc/resolv.conf
# Generated by NetworkManager
search go-lab.jp
nameserver 192.168.1.101
nameserver 192.168.1.102

SELinux は無効にしてしまいます。
[root@ol75-min-01 ~]# getenforce
Disabled

時刻同期は、chronyd です。
[root@ol75-min-01 ~]# systemctl is-active chronyd
active

IPv6 は、無効にします。
[root@ol75-min-01 ~]# sysctl --values net.ipv6.conf.all.disable_ipv6
1

つづく。

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