このサーバの Docker Engine のセットアップと、
マウントする NFS サーバの準備は、事前に済ませてある想定です。
全容については下記に記載しています。
Oracle OpenStack R5 への道。入口
Controller Node には多くのサービスが起動するのですが、
それらは Kolla で Docker コンテナとして起動されます。
そのため、OpenStack のデプロイを実行する前の準備はわずかです。
Kolla の control グループには、下記のサービスが含まれます。
[kolla@os-master-01 ~]$ kollacli group listservices -f json | jq '.[] | select(.Group == "control")'
{
"Group": "control",
"Services": [
"aodh",
"barbican",
"ceilometer",
"ceph",
"chrony-server",
"cinder",
"designate",
"elasticsearch",
"glance",
"gnocchi",
"haproxy",
"heat",
"horizon",
"ironic",
"keystone",
"kibana",
"magnum",
"memcached",
"murano",
"mysqlcluster",
"neutron-server",
"nova",
"outward-rabbitmq",
"placement",
"rabbitmq",
"swift"
]
}
2つ目の NIC の設定。
API / Management の経路として、2つ目の NIC を用意し、
ネットワーク設定をします。
今回のサーバは ESXi 上で稼働する VM で、
2番目の NIC のインターフェース名は「ens224」となっています。
IPv4 のみ利用する想定で、IPv6 は無効にしています。
[root@os-ctlr-01 ~]# ip address show ens224
3: ens224: <BROADCAST,MULTICAST,UP,LOWER_UP> mtu 1500 qdisc pfifo_fast state UP group default qlen 1000
link/ether 00:50:56:b6:56:63 brd ff:ff:ff:ff:ff:ff
inet 192.168.31.111/24 brd 192.168.31.255 scope global noprefixroute ens224
valid_lft forever preferred_lft forever
共有ストレージの用意。
イメージ管理をする Glance サービスのデータ格納のため、
NFS による領域ををマウントしています。
マウントポイントは、/var/lib/glance としています。
[root@os-ctlr-01 ~]# LANG=C df -h /var/lib/glance
Filesystem Size Used Avail Use% Mounted on
192.168.30.104:/data/glance 64G 1.3G 61G 2% /var/lib/glance
将来的には NFS をマウントする専用の NIC を追加で用意したいところですが、
Kolla でのデプロイ設定にあまり影響がないため、今回は デプロイ / 管理などで利用する
1つ目の NIC(ens192)に相乗りさせています。
つづく。
0 件のコメント:
コメントを投稿