2012年12月3日月曜日

Dom0の気持ちについて考えたい

まず最初に

ここで対象とするのは、Oracle VM Server(OVS)についてです。
(VirtualBoxとはべつのものです)

 
ふと、OracleVMってどう考えているのかと思うことがあります。

たとえば、Oracleでいう
「オプティマイザが考えて実行計画を作って~」
「ここでサーバプロセスが待機して~」
といった感じのことです。

Oracle VM Server(OVS)は
「ハイパーバイザ」といわれる種類のサーバ仮想化ソフトなので
ハイパーバイザの気持ちを考えるべきかとおもったのですが・・・

ちょっと違う気もします。


ちょっとOVSのアーキテクチャの話

OVSのサーバ仮想化エンジンであるXenのアーキテクチャには、
特徴的な登場人物として「Domain0」というものがいます。
ドメインゼロ、通称Dom0(ドムゼロ)と呼ばれる管理用ゲストOSです。
 
 
よくあるXenのアーキテクチャの図です。
VMと横並びで、Dom0が働きます。
 
おもな役割としては、以下のようなものがあります。

  • 仮想マシンの管理(起動停止など)をする。
  • 仮想マシンのI/O処理(ディスク/ネットワーク)をかわりにする。

たとえば、VMを起動しようとして「OVSにSSHでログインする」というときに
ログインしているのは、ハイパーバイザではなくDom0になります。

実際に仮想マシンにCPUをスケジューリングしたりするのは
ハイパーバイザですが、
XenをXenらしくしているのはDom0の存在だと思います。
 
もっとDom0の気持ちを考えたいと思います。
Dom0の使うCPUやメモリリソースも気にしてあげたいと思います。 


以上、(いまさら)最近気になるDom0の話でした。
 

0 件のコメント:

コメントを投稿