2013年1月2日水曜日

OVSのディスクについて(1回目)

今回は、Oracle VM Server(OVS)でのディスク(ディスク記憶域)認識についての話です。

OVS環境(=Xen環境)のディスクについて考えるには2つの視点が必要だと思います。
  • Dom0が認識するディスク
  • VM(DomU)が認識するディスク

Dom0のディスク認識

OVSをインストールした物理サーバに接続されているディスクは、まずDom0が認識します。
VMにディスク領域(ゲストOSが認識する仮想ディスク)を使用させるためには、
Dom0がディスクイメージファイル(System.imgなど)を作成して、VMに対して割り当てます。


DomUのディスク認識

VMは、DomUからディスクイメージを仮想ディスクとして割り当てられています。
VM用の仮想ディスクは、Dom0ではファイルとして認識していますが、
割り当てられたVM(とその上のゲストOS)は、自分自身のディスク領域として認識します。



Dom0とVM(DomU)のディスク認識のちがい

Dom0からは、OVSが管理しているVMの仮想ディスクすべてにアクセスすることができます。
たとえば、VM用のディスクイメージファイルをDom0にマウントして
中のデータを見る(編集する)こともできてしまいます。


一方、VMからは、自分の仮想ディスク以外の領域は認識できません。
Dom0のディスク領域は見えず、となりのVMのディスク領域も見えません。


以上、OVSのディスク認識の話でした。

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