Oracle VM Server(OVS) on VirtualBoxのネットワーク構成についてです。
VirtualBox上のOVSで、さらにVM(ネストVM)を起動すると
そのままではOVS外部のネットワークとは接続ができません。
通常のVMであれば、VM自身に設定されたMACアドレスの通信だけを許可しています。
OVSでは、OVS自身だけでなくネストVMのもつMACアドレスの通信も
許可する必要があるので、プロミスキャス(MACを無差別)で通信するように設定を変更します。
たとえば、下図のような構成だった場合、
OVSをインストールしたVMでは、通常のVMの通信(Dom0のeth0の通信)だけでなく
ネストVMのNIC(VM1のeth0、VM2のeth0)の通信も発生します。
ネストVMを外部ネットワークと接続するためには、
OVSをインストールしたVMの仮想NICの設定で、プロミスキャスモードを有効化します。
VirutualBoxマネージャで、OVSをインストールしたVMのネットワーク設定を変更します。
下のスクリーンショットでは、プロミスキャスモードを「すべて許可」にして有効化しています。
プロミスキャスモードの設定はVMを起動したまま可能ですが、
設定後にOVSを再起動したほうがよいようです。
※VM起動したままの有効化ではうまく動作せず、ネストVMが外部と通信できませんでした。
この、プロミスキャスモードの設定は、
VM上で仮想化ソフトを動かす場合(ネステッドハイパーバイザ構成のときなど)は
OVSに限らず(KVMでも、ESXiでも)必要になり、外側の仮想化ソフトで設定をします。
以上、OVS on VirtualBoxのネットワークについてでした。
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