まずは、NFSストレージを Oracle VM Managerに登録します。
ためしに、2つのNFSサーバを登録してみました。
NFSサーバ2台から、それぞれ記憶域リポジトリを作成しました。
どちらも「ovs321-1」というOVSにマウントされるように設定してあります。
1つ目のリポジトリは、
0004fb0000030000ea10936ed4b4ff59
というIDがで識別されました。
2つ目のリポジトリは、
0004fb00000300005d636797dbfa991c
というIDがで識別されました。
OVSにログインして記憶域リポジトリを見ると、このように見えます。
[root@ovs321-1 ~]# df -h上記のように、OVSの /OVS/Repositories ディレクトリ配下には
Filesystem Size Used Avail Use% Mounted on
/dev/sda2 6.7G 769M 5.6G 12% /
/dev/sda1 99M 28M 67M 29% /boot
tmpfs 232M 0 232M 0% /dev/shm
none 232M 104K 232M 1% /var/lib/xenstored
192.168.4.236:/nfs/vol1/share1
15G 827M 14G 6% /nfsmnt/818e5b06-82fc-4f92-a3cc-7ebb2f837adc
/dev/mapper/ovspoolfs
10G 263M 9.8G 3% /poolfsmnt/0004fb00000500003ef6341e33b0590e
192.168.4.237:/nfs/vol1/share1
13G 286M 12G 3% /OVS/Repositories/0004fb00000300005d636797dbfa991c
192.168.4.236:/nfs/vol2/share1
40G 13G 25G 34% /OVS/Repositories/0004fb0000030000ea10936ed4b4ff59
いくつも記憶域リポジトリをマウントすることができます。
ちなみに、上記で見えている
192.168.4.236:/nfs/vol1/share1
/dev/mapper/ovspoolfs
の2つの領域(実際は1領域)は、Pool File System と呼ばれる、
記憶域リポジトリとは別用途で使用されています。
それぞれの記憶域リポジトリの下には、同じディレクトリ構造が作成されてます。
[root@ovs321-1 ~]# ls /OVS/Repositories/0004fb00000300005d636797dbfa991cたとえば、
Assemblies ISOs Templates VirtualDisks VirtualMachines
[root@ovs321-1 ~]# ls /OVS/Repositories/0004fb0000030000ea10936ed4b4ff59
Assemblies ISOs Templates VirtualDisks VirtualMachines
VMの構成ファイル(vm.cfg)は VirtualMachines ディレクトリの配下、
VMの仮想ディスクイメージファイルは VirtualDisks ディレクトリの配下に格納されます。
OVM 3 からは複数のリポジトリをマウントしやすくなり、
VMごとにストレージ領域(リポジトリ)を分けて配置しやすくなったとのではないかと思います。
以上、OVSのNFS記憶域リポジトリでした。
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