Oracle VM 3では、VMやVMテンプレートを複製するとき、
VMのストレージとネットワーク接続を「クローン・カスタマイザ」で制御します。
(こちらもどうぞ)
Oracle VM 3 のVMとVMテンプレートのクローンについて
クローン・カスタマイザは
VMやVMテンプレートにひもづけて作成します。
クローン・カスタマイザ を作成してみます。
1. クローンカスタマイザの作成
まず、記憶域リポジトリ の「VM Templates」で、クローン・カスタマイザを作成する
VMテンプレートを指定し、作成ボタンをクリックします。
「+」ボタンをクリックします。
クローン・カスタマイザにつける名前を入力します。
カスタマイザは、ネットワークとリポジトリを指定できるので、
両方をとって今回は「 clone-vlan0004-repo237L 」と名前を付けました。
VMテンプレートの仮想ディスクを、どの記憶リポジトリに、
どのようなディスク形式でクローンするか指定します。
Clone Type は、「Sparse Copy」という、使用した分だけ
容量を確保する形式にしました。
最初に全容量を確保する「Non-Sparse Copy」(非スパースファイル)も指定できます。
★なぜか、この画面では 記憶域リポジトリを指定できません。
そのため、一度カスタマイザを作成した後でリポジトリを指定しなおします。
テンプレートの仮想NICごとに、
接続するネットワーク(仮想スイッチのようなもの)を指定します。
ここでは、あらかじめ作成してあるネットワークが表示されるので
今回は、「VLAN-0004」というネットワークを指定しました。
2. クローン・カスタマイザの設定変更(記憶域リポジトリの指定)
これでクローン・カスタマイザは作成されましたが、
記憶域リポジトリを指定しなおすために、もう一度カスタマイザを編集します。
カスタマイザ作成時の画面と違い、
記憶域リポジトリを指定するためのボタン(虫メガネ)が表示されています。
このクローン・カスタマイザを使用した時に
クローン先として指定する、記憶域リポジトリを指定します。
記憶域リポジトリが指定できました。
「OK」をクリックすると、設定変更が完了します。
クローン・カスタマイザの記憶域リポジトリ指定が変更できました。
ちなみに、Windows7 の IE9 では、なぜか記憶域リポジトリが指定でなかったので
Oracle VM Managerの操作には、Firefox (19.0.2)を使用しました。
以上、クローン・カスタマイザの作成でした。
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