2013年3月26日火曜日

Oracle VM 3 のクローン・カスタマイザ作成

今回は、Oracle VM 3 のクローン・カスタマイザを使ってみます。

Oracle VM 3では、VMやVMテンプレートを複製するとき、
VMのストレージとネットワーク接続を「クローン・カスタマイザ」で制御します。
(こちらもどうぞ)
Oracle VM 3 のVMとVMテンプレートのクローンについて
クローン・カスタマイザは
VMやVMテンプレートにひもづけて作成します。


クローン・カスタマイザ を作成してみます。


1. クローンカスタマイザの作成

まず、記憶域リポジトリ の「VM Templates」で、クローン・カスタマイザを作成する
VMテンプレートを指定し、作成ボタンをクリックします。



「+」ボタンをクリックします。


クローン・カスタマイザにつける名前を入力します。
カスタマイザは、ネットワークとリポジトリを指定できるので、
両方をとって今回は「 clone-vlan0004-repo237L 」と名前を付けました。



VMテンプレートの仮想ディスクを、どの記憶リポジトリに、
どのようなディスク形式でクローンするか指定します。

Clone Type は、「Sparse Copy」という、使用した分だけ
容量を確保する形式にしました。
最初に全容量を確保する「Non-Sparse Copy」(非スパースファイル)も指定できます。

★なぜか、この画面では 記憶域リポジトリを指定できません。
そのため、一度カスタマイザを作成した後でリポジトリを指定しなおします。



テンプレートの仮想NICごとに、
接続するネットワーク(仮想スイッチのようなもの)を指定します。
ここでは、あらかじめ作成してあるネットワークが表示されるので
今回は、「VLAN-0004」というネットワークを指定しました。




2. クローン・カスタマイザの設定変更(記憶域リポジトリの指定)

これでクローン・カスタマイザは作成されましたが、
記憶域リポジトリを指定しなおすために、もう一度カスタマイザを編集します。



カスタマイザ作成時の画面と違い、
記憶域リポジトリを指定するためのボタン(虫メガネ)が表示されています。



このクローン・カスタマイザを使用した時に
クローン先として指定する、記憶域リポジトリを指定します。



記憶域リポジトリが指定できました。
「OK」をクリックすると、設定変更が完了します。



クローン・カスタマイザの記憶域リポジトリ指定が変更できました。



ちなみに、Windows7 の IE9 では、なぜか記憶域リポジトリが指定でなかったので
Oracle VM Managerの操作には、Firefox (19.0.2)を使用しました。

以上、クローン・カスタマイザの作成でした。

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