大きく分けて「ホスト型」、「ハイパーバイザ型」 の2種類があります。
ハイパーバイザ型と呼ばれる種類のソフトウェアです。
今日は、Xen の活躍できるケースの紹介です。
よくあるハイパーバイザの話について
ハイパーバイザ型と呼ばれるものでは
- Xen (有名なのは、OracleVM / Citrix Xen Server)
- Microsoft Hyper-V (Windowsに含まれるハイパーバイザ)
- KVM (Liuxカーネルに含まれる。Redhat の RHEVの基盤となる)
- VMware ESXi (vSphereの基盤として使われるハイパーバイザ)
それぞれアーキテクチャに特徴がありますが、
どれも、「サーバを仮想化する」「仮想マシンを稼働させる」
ことをすることに変わりはありません。
処理性能も、実際はそんなに変わらないようです。
(使い方によると思いますが)
企業やデータセンタで使用される場合は、
性能が決め手、というよりも
技術者の好みやコスト、ベンダの営業力などによって
その時に最適なものが選ばれていると思います。
ハイパーバイザのかなでも、Xenは「準仮想化」という方式をとることで知られています。
完全に「仮想的なハードウェア」を作り出そうとする完全仮想化に対して、
準仮想化は、仮想化にするためにゲストOS自体をカスタマイズしています。
この完全仮想化/準仮想化の2択は
「どちらが高性能か」といった話題になりやすいですが、
最近はハードウェア(PCやサーバ)の性能も向上していて
そんなに変わることはないと言われます。
実際ちょっと試してみる分にはどの製品も、どっちもどっちな感じです。
よほど大規模/高負荷な環境でないかぎり、
ハイパーバイザによってシステム性能が変わることはありません。
自宅ハイパーバイザ
ただし、自宅ユースとなると Xenに利があると思います。
ハードウェア要件が高いものがほとんどで、
- 仮想化支援機構(Intel-VTなど)がないCPUだとNG
- 64bitのCPUじゃないとNG
OracleVMも、最新の Oracle VM 3 では、64bit 版のみとなってしまいましたが・・・ - 特定ベンダのNICじゃないと動かすのが大変
とインストール自体が難しい(HW要件的に)ものが多いです。
そんな中、ちょっと自宅のあまったPCで仮想化でもしてみようか
というニーズに一番マッチしているのはXenではないかと思います。
ちょっと昔のマシンでVMを動かすとなると
ゲストOS側がハードに合わせているのが「準仮想化」なので
Xenは、多少アレなPCにインストールしても
他のハイパーバイザよりもちょっと軽快です。
そういったわけで、余剰PCでの
以上、毒にも薬にもならない話でしたが、
ロースペック環境でハイパーバイザを試すならXenがおすすめ
という話でした。
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