ここで対象とするのは、Oracle VM Server(OVS)についてです。
(VirtualBoxとはべつのものです)
たとえば、Oracleでいう
「オプティマイザが考えて実行計画を作って~」
「ここでサーバプロセスが待機して~」
といった感じのことです。
Oracle VM Server(OVS)は
「ハイパーバイザ」といわれる種類のサーバ仮想化ソフトなので
ハイパーバイザの気持ちを考えるべきかとおもったのですが・・・
ちょっと違う気もします。
ちょっとOVSのアーキテクチャの話
OVSのサーバ仮想化エンジンであるXenのアーキテクチャには、
特徴的な登場人物として「Domain0」というものがいます。
ドメインゼロ、通称Dom0(ドムゼロ)と呼ばれる管理用ゲストOSです。
よくあるXenのアーキテクチャの図です。
VMと横並びで、Dom0が働きます。
- 仮想マシンの管理(起動停止など)をする。
- 仮想マシンのI/O処理(ディスク/ネットワーク)をかわりにする。
たとえば、VMを起動しようとして「OVSにSSHでログインする」というときに
ログインしているのは、ハイパーバイザではなくDom0になります。
実際に仮想マシンにCPUをスケジューリングしたりするのは
ハイパーバイザですが、
XenをXenらしくしているのはDom0の存在だと思います。
もっとDom0の気持ちを考えたいと思います。
Dom0の使うCPUやメモリリソースも気にしてあげたいと思います。 以上、(いまさら)最近気になるDom0の話でした。
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