Oracle Enterprise Manager 12cによるシステム運用ガイド
篠田 典良 (著) 単行本: 297ページ
出版社: 富士通エフ・オー・エム (2012/04)
ISBN-10: 4893119508
ISBN-13: 978-4893119506
Oracle Enterprise Manager 12c は、
Oracle Databaseなどの統合管理ツールです。
この本で説明されているのは、Cloud Control と呼ばれる、
OracleDB付属のEM (DB Control) とは別の製品についてです。
これまでOEM(DB Controlも)をほとんど使用したことがなかったので、
こんなこともできるんだ、と思ったことをいくつか紹介します。
- DBだけではなくWebLigic等のDB以外の製品も管理できる。
基本的にOEM12cはプラグインで拡張する形式で、 いろいろな製品に対するプラグインがある。(P.35-、P.52-) - RAC各ノードのASMインスタンスは、まとめて1ターゲットとして監視できそう。(P.42)
- 管理対象のエージェントが情報を上げる管理サービス(OMS)は複数台用意して負荷分散できるらしい。(P.31-)
- OracleVMも管理可能。
- 管理するためには Oracle Virtualizationプラグインを導入する必要がある。
OMSにプラグイン追加するときは、一時的にOMSの停止が必要になる。(P169-) - OEMからOracleVMを管理するときは、Oracle VM Manager(OVM)を経由する。
直接OVSと連携できてもよい気が…(P.182-) - 「ゾーン」という概念あり。OVMのサーバプールをまとめている?
- VMを管理することができるセルフサービスポータルが用意されている。
標準で用意している仮想マシンサイズが
Smallが CPU2/Mem4GB/Disk250GB
Largeが CPU8/Mem16GB/Disk1000GB とあり、
小サイズでもMem4GB/Disk250GB、大サイズだとDisk1000GBというのが微妙な気がした。
(OracleDBやWebLogic用途を意識しているのでサイズ大きめ?)
(実際使うとそこまで万能ではないのだろうとは思いますが)
以上、OEM書籍の感想でした。
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