ユーティリティサーバという役割を持つOVSサーバが存在します。
まず、
ユーティリティサーバの特徴を簡単にまとめてみます。
- 高IO処理(VMクローンなど)を担当するOVS
- 通常のOVS同様、ユーティリティサーバ上でVMを起動することが可能
- サーバプールごとに指定しておく必要がある
OVS側(Dom0側)でのIOは、仮想環境に対して影響を出しやすいため
別途、ユーティリティサーバという
IO処理専用OVSサーバ を用意するわけです。
IO処理専用OVSサーバ を用意するわけです。
OVSを1台だけで運用しているときは、
そのサーバ自体がユーティリティサーバになります。
OVSを複数台稼働させる環境では、
ユーティリティサーバ専用のOVSを稼働させることもできます。
ユーティリティサーバが存在する意味
従来の物理サーバのみを使用している環境でも、
「サービス影響(性能ダウン)を出さないようにバッチ処理は別のサーバからしよう」
「サービス影響(性能ダウン)を出さないようにバッチ処理は別のサーバからしよう」
「DBに対するバッチ処理は、別のバックアップ処理サーバから実行しよう」
といった、処理を外のサーバに出すことが多いと思います。
たとえば、下の図のように
ほかのサーバからDBのデータをコピーして、
DBサーバ側のリソースを使うことを避けたりするといった感じです。
(OracleのDBFをなにも考えずにコピーするとひどいことになりますが)
たとえば、下の図のように
ほかのサーバからDBのデータをコピーして、
DBサーバ側のリソースを使うことを避けたりするといった感じです。
(OracleのDBFをなにも考えずにコピーするとひどいことになりますが)
ユーティリティサーバがについて考えること
OracleVMでユーティリティサーバを指定するときは、
サーバプール単位で指定します。
また、サーバプールに対して、複数台のユーティリティサーバを
配置することも可能です。
配置することも可能です。
そのため、OVSの配置台数などを考えるときは、
- サーバプールに追加するOVSのうち、
どのOVSにユーティリティサーバの役割をもたせるか - ユーティリティサーバは何台必要か
(どういったVM作成、クローンをするかによる)
といったことを考慮しておく必要があります。
サーバプール内でユーティリティサーバに依頼できる処理を
実行するときは、自動的にユーティリティサーバに働いてもらえます。
そのため、普段は(一度 環境構築が終わってしまったら)
ユーティリティサーバの存在はほとんど意識しないかもしれません。
以上、ユーティリティサーバの話でした。
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