2012年12月20日木曜日

失敗談: CPUの仮想化支援機能が使用できなかった。

今回は、軽い失敗談です。


私は ThinkPad X121e を使用しているのですが、
PCで仮想化支援機能を有効化できませんでした。
BIOSには Virtualization といったメニューはあるのですが、
残念ながら CPUの Intel Pentium 967 が仮想化対応していませんでした。
(安いモデルなもので・・・)

仮想化支援機能が使えな使えないケースは下記のような場合です。

ケース1
たとえば、CPUが Intel-VT に対応していたとしても
マザーボードが対応していなくて
いわゆるBIOS設定画面 で有効化できない
→結局 仮想化支援機能は使用できない。


ケース2
BIOSに仮想化関連の「Virtualization~」という
メニューがあり 有効化(Enableなど)はできるが
CPU自身に仮想化支援機能がなかった
→これも、仮想化支援機能は使用できない。



実際に困ること

仮想化支援機能がないとできないことはいろいろあると思いますが、
ちょっとお試し環境を作るためには、
64bitのVMを作成/起動できない というのが大問題です。

※これとは別に、
この機能がないため「普通にそのPCにインストールするとしても
ハイパーバイザ製品がほとんど使用できなくなる」
という問題もあります。(Intel-VT/AMD-Vがインストール要件のものが多いため)


たとえば、
  • Oracle VM 3.x
  • Windows Server 2008 R2
  • VMware ESXi 5.x
これらは 64bit 版しか提供されておらず、32bit はありません。

VirtualBoxなども含め、
仮想化ソフトウェア上で 64bit OSを使用するためには、
CPUの仮想化支援機能(Intel-VT、AMD-V)が必要になるようです。
有効化できない場合は、そもそも64bitVMが起動できません。
上記のように、最近は64bit版しかないソフトウェアが多く、
これは結構残念な状態になってしまいます。

仮想化まわりの検証用PCを選ぶときは、
  • CPUが仮想化対応しているか
  • BIOSに仮想化支援機能を有効化するメニューがあるか
を、両方確認しておきましょう。


ただの業務用PCとして普通にWeb閲覧/MS-Officeを使用するくらいであれば
気にならない部分ですが、仮想化製品を使用するとなると
仮想化支援機能はほぼ必須といえます。


以上、PCを用意するときは仮想化支援機能の有無に気を付けましょう。
という失敗談でした。

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